衰退している業界でも渋谷の一等地に質屋を出せる理由

質屋は右肩下がりの業界と言われていて、年々店舗数を減らしています。

しかしだからといって、業界が潰れて無くなることはありません。

質屋愛好家として渋谷・原宿・新宿などの質屋ビジネスにも自信がある1人として、質屋の元気な一面をご紹介します。

◎日本の質屋がつぶれないのはなぜ?

渋谷・原宿には知る人ぞ知る質店がけっこうあります。

ところで、たいへん失礼な言い方になってしまいますが、みなさんは“それほど繁盛していそうにない質屋なのに、なぜ潰れないのか”と不思議に思ったことはありませんか?日本では時計やジュエリーなどを質屋が買取って売るというビジネススタイルが普通ですが、海外ではそうではなく、委託ビジネスや委託ショップ、委託マーケットが主流です。

◎委託ビジネス・委託マーケットで活況。

いま日本の質屋は渋谷・原宿・新宿など、都心の一等地に出店して商売を展開する形態が増えています。

一等地ですから家賃だけで相当なものです。

それでもやっていけるのは、先にお話しした、委託ビジネスとか委託ショップ、あるいは委託マーケットというやり方で海外の超有名メーカーと取引契約を結んでいるからです。

どんなに仕入れても高く売れるのは、時計・宝石などの貴金属、それにブランドもののバッグなどです。

◎日本のマーケットは海外にくらべて驚くほど緻密な流通市場が構築されています。

ニッポンへの絶対的な信頼感が莫大な取引を成立させています。

たとえば中古品で傷んだ一流品は専門の修理士に渡り、出来上がったものを検品してバイヤーなどに売却します。

その後、複数のルートを経てマーケットへ出品されます。

傷んだブランド品が新品同様になって市場にデビューするのは日本くらいです。